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アズマテイプロジェクトとは、


  美術家 東亭順を代表として、画家 烏山秀直、彫刻家 石井琢郎、そして南條哲章の四名が、
創造的実験場として借りた古い雑居ビルの三階で起こる名もなき行為を目撃し記録していくプロジェクトである。

  戦後、伊勢佐木町の中心といえるだろう角地に建てられたこの伊勢佐木町センタービルの入り口の階段は、
広くおかしなパースがかかっている。階を上がるごとに、懐かしさの記憶をたどり異国に迷い込んでしまったかのような
ちょっとした探検気分になり、目的地を忘れそうな緊張感を味わい、
足音をたててはいけないような、少しだけ重たい空気に包まれる。
三階まであがると人の気配もすっかり消えて、時間さえもねじまがってるのではないだろうかと、少し不安になるかもしれない。

  長い間忘れ去られていたような廊下の突き当たりに、その一室はある。
扉をあけると妙に低い天井がむかえ、部屋の突き当たりに広がる一面の窓ガラスの向こうに、
街の喧噪を確認できて、現実との繋がりにほっとするだろう。と同時に部屋の片隅に立てかけられた梯子のような階段に気づき、
昭和型ロフトを覗くことになると思う。そして、この部屋へ来るまでに通り過ぎてしまったもうひとつの部屋へ戻る為、
また扉をあけて引き返すことになる。そこは、約三十年放置されていたという印刷所跡地だ。

  これら三つの異なるスペースで、我々四名が選出した注目すべきクリエイターに、実験的試みを主に個展形式で行ってもらう。
貸しスペースでもなく、作品売買を目的としているわけでもなく、若手芸術家を支援するつもりもなく、
支援を受けて町興しに協力するわけでもなく、純粋にいま我々が観たいものを観せてもらい、
我々が見せたいものを見せ、聴きたいものを聴き、会いたい人に会う機会の場として運営していく。

  甲殻類であるシャコの目は、我々人間の十倍にあたる十万色を見分ける能力を獲得してきた。
しかし、それが何を目的とした進化なのか、どのように世界を見ているのかは未だに解明されていない。
我々はシャコほどの視覚識別能力を持たないが、思考し想像する知性をもち、
創作への情熱を絶やすことなく歩みを止めない勇気がある。



2018年12月11日 東亭順


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東亭 / Jun AZUMATEI

1973年 東京生まれ、横浜市在住。
多摩美術大学卒業。HGK FHNW Basel M.A.中退。
大学を卒業後、東京を中心に制作活動をはじめ、2009年から2015年までをスイスとドイツに活動拠点を移す。2014年にsongs for a pigeonをAxel Toepferと立ち上げ、都内を中心に11の展覧会をプロデュース。2015年6月より横浜に拠点を戻し、”烏亭”としてライヴ活動を開始し、ふたつのユニット活動の延長線上としてアズマテイプロジェクトを始動する。

横浜・野毛界隈でナマな人間達に出会い、それぞれの生き様を目撃してきた。立ち止まらないように、自分であり続けるために、声が枯れても叫ぶことを諦めることがないように、河をわたる。

AZUMATEI Bio   songs for a pigeon   KARASUTEI FB

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烏山 秀直 / Hidetada KARASUYAMA

1978年生まれ 長崎県諫早市在住。
多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。
2003年福沢一郎賞、2013年第28回ホルベインスカラシップ奨学生認定。
主な展覧会として、2016年Japan im Palazzo / Kunsthalle Palazzo / リースタル(スイス)、2015年中国広州日本現代アート展2015 / 53美術館 / 広東省(中国)、-0+マイナス・ゼロ・プラス / gallery COEXIST-TOKYO / 東京など多数

未開、
異質、
混沌、
困惑、
不安、
緊急性、、、。
時代にそぐわないようにも捉えられる一連の言葉がアズマテイプロジェクトに相応しい。

KARASUYAMA website

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石井 琢郎 / Takuro ISHII

1979年 長崎県生まれ、埼玉県在住。
東京藝術大学美術学部卒業、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻科修了、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻彫刻研究領域修了。2009年野村賞、2014年Rokko meets art 公募準大賞、2018年アイスタイル芸術スポーツ振興助成。
主な展覧会として、2017年個展 肌理のつらなり / 秋山画廊 / 東京、2016年KAAT 突然ミュージアム2016 /神奈川芸術劇場 / 横浜、2015年個展 Reach into it / さいたま市プラザノース / 埼玉、2014年 Rokko meets art 2014 / 兵庫など多数

夜23時過ぎの伊勢佐木町センタービル3F、時が止まったようなボロボロの部屋で丸鋸を廻し、窓から見えるドンキの看板の下から響く泥酔した若者の絶叫を聴きながら、我々に理解を示して協力を惜しまなかった大家さんを想っているときに、このプロジェクトはきっと面白くなると思いました。

ISHII website

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南條 哲章 / Tetsuaki NANJO

1978年生まれ 長崎県諫早市在住。大分大学工学部生産システム工学科機械コース卒業。
NPO法人かぜのおと代表

何が現われるのか。何を現すのか。何が消え、何が生まれるのか。求めるものが創造として現れ、すべてを曝け出せるであろう空間。アズマテイプロジェクトを純粋に感じとりたい。

Nanjo

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所在地

横浜市中区伊勢佐木町3-95 伊勢佐木町センタービル3階

元祖中華つけ麺大王 左手の緑色の階段をのぼり三階へ
JR関内駅 北口 イセザキモールを直進600m
京浜急行 日ノ出町駅 長者橋を渡って直進400m
市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅 出口6A 300m

info(at)junazumatei.net

about AZUMATEI PROJECT
In this project, four members whose painter Hidetada Karasuyama, sculptor Takuro Ishii, Tetsuaki Nanjo, project representative of artist Jun Azumatei order, will witness unnamed acts occurring and record it at the third floor of an old building borrowed for creative experiment site.After the war, Isezaki Town Center Building was built in the corner of the central Isezaki town area. That widely staircase has mysterious architectural perspective.Going up the floor, we feel like a little exploring as if I had gone into another country tracing the memories of nostalgia, feeling some tension to forget our destination, it is enfolded in slightly heavy atmosphere like should not make footsteps. When we reach the third floor, it feel like a no signs of people, it may be a little uneasy as to whether or not the spacetime is distorted.we can find the room at the end of a corridor of like a long been forgotten.There is a strangely low ceiling when you open the door, you can see the bustle of the city beyond the windowpane of one side.You will be relieved of the connection with the reality, and you notice the stairs like a ladder stood at one corner of the room, you will encounter at the Showa era type loft.After, you will also open the door for return to the other room that passed by before coming to this room. It is the site of a printing factory that had been left for about thirty years.In these three different spaces, we ask the remarkable creators selected by four people to conduct experimental attempts mainly in solo exhibition format.Not a lending space, not for buying and selling works, not for purpose of support young artists, not cooperate with the town development with support, purely have them show what we want to see now,show what we want to show, listen what we want to listen to, we will run it as a place of opportunity to meet people we hope.
Mantis Shrimp's eyes have acquired the ability to identify between 100,000 colors that are ten times as much as human beings.However, it has not yet been clarified what for the evolution and how to looking at the world.
We do not have the visual discrimination ability as much as Mantis Shrimp, but we have intelligence to think and imagine and the courage to progress forward without regress passion for creation